検索結果がゼロ件でも、条件に合う企業が世の中に存在しないとは限りません。検索語が分類に合っていない、複数の条件が厳しすぎる、必要な情報が未収録といった理由があります。AIに依頼するときは、検索条件を一つだけ変えた案を作り、件数で比較しましょう。
対象を広げるために必須条件まで外してしまうと、営業に使えないリストが増えます。変えてよい条件と守る条件を、最初に伝えることがポイントです。
ゼロ件、エラー、件数不明を分ける
RAKUDA Atlasを利用する場合、最初に確認するのは結果の状態です。0という件数が正常に返ったのか、件数を取得できなかったのか、認証や処理時間の問題で失敗したのかを分けます。
| 状態 | 意味 | 次の対応 |
|---|---|---|
| 正常なゼロ件 | 適用された条件で候補が返らなかった | 条件と収録範囲を確認する |
| 件数不明・上限あり | 全件数を確定できていない | 0件と読み替えず状態を残す |
| 認証・利用枠のエラー | 利用条件に関する問題 | 接続や利用状況を確認する |
| タイムアウトなど | 検索が完了していない | 同じ要求を連打せず、条件と計画を見直す |
この切り分けをせず「企業がいないから全国に広げよう」と判断すると、問題を解消できないまま対象だけが変わってしまいます。
条件調整に使うプロンプト
次の例は、生産管理サービスを部署窓口へ提案する用途です。部署電話とAtlasの大分類「機械・電機」を維持し、対応できる規模・地域だけを広げます。営業上必要な電話条件を外して件数を増やすことはしません。
RAKUDA Atlasで、生産管理サービスを機械・電機分野の企業へ提案するため、部署電話のある候補数を比較してください。
用途:部署窓口への新規提案。東京を優先し、神奈川・埼玉・千葉にも対応可能。
必須:Atlas大分類「機械・電機」(major_industries:["006"])、has_department_phone:true。
対応可能な規模:20〜500名。希望する候補母数は500社以上、後工程で100社を選ぶ計画。
変更可能なのは、以下の3案の規模と地域だけです。
A:東京都、従業員50〜100名
B:東京都、従業員20〜500名
C:東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県のいずれか、従業員20〜500名
無料の対応条件確認で分類と電話条件の意味を確認してください。
count_companiesをcap:10000で各案1回、合計3回まで使い、企業一覧やCSVは取得しないでください。
AからBは規模だけ、BからCは地域だけ変えます。必須の分類・部署電話は全案で維持してください。
案/実際の引数/件数/上限・不明の状態/営業範囲の変化を表にしてください。
正常な0社と、入力エラー・タイムアウト・件数不明を区別し、エラーを0社にしないでください。
上限値は全件数と呼ばず、確認できた下限が500社以上かを判定してください。
500社以上ある最も狭い適切な案を優先し、件数だけのために広げないでください。
全案500社未満なら不足を報告して止め、電話条件を外したり全国へ広げたりしないでください。
確認日時と、企業ごとの事業内容・提案窓口を後で確認する必要があることを添えてください。条件を一つずつ変えた実測値
2026-10-05(日本時間)に、3案を無料の件数確認で比較しました。大分類コード006と部署電話ありを全案で維持し、capは10,000です。
| 案 | 変更内容 | 候補企業数 |
|---|---|---|
| A | 東京・50〜100名 | 673社 |
| B | 規模だけ20〜500名へ変更 | 2,396社 |
| C | Bから対象地域を1都3県へ変更 | 4,158社 |
すべて上限未到達です。この例ではAだけで母数の目安500社を満たすため、東京優先ならAから進められます。ゼロ件の再現結果ではなく、条件変更による差を確認した例です。500社は後工程で100社を選ぶための目安で、最終100社や連絡可能性を保証しません。企業行の取得・プロンプト全体の実行はしていません。
差が出た条件を営業上の意味に戻す
規模を広げると候補が増えた場合
対象の規模が小さすぎた可能性があります。ただし、従業員数の範囲が広がると、決裁の進め方や提案金額が変わることもあります。候補が増えたという理由だけで採用せず、その商材が新しい範囲にも合うかを営業側で判断します。
対応エリアを広げると候補が増えた場合
訪問・サポートが可能な範囲を先に決めておけば、地域拡張後も提案用途を保てます。この例では1都3県までが対応範囲です。部署電話の収録は必須のままにし、電話番号があることと、その部署が適切な提案窓口であることは分けて確認します。
どの案でも候補が少ない場合
業種分類の選び方や、収録対象を見直します。Atlasの「機械・電機」(006)は製造業全体ではなく、幅のある分類です。推定分類も含み得るため、生産管理サービスが合う事業かは企業ごとに確認します。分類検索と事業語での検索を比較する場合は、別の検索方法に変わることを記録し、件数を単純に同列比較しないようにします。
調整した条件を次回へ残す
採用した条件、変更した理由、確認した日を記録します。件数だけ保存すると、翌月に同じ条件を再現できません。担当者が変わっても使えるように、必須条件と妥協した条件を別の欄にしておくと便利です。
通常の企業条件から求人職種などのシグナル条件へ移る場合は、対応するツールと母集団が変わることがあります。「昨日の件数と違う」という場合も、まず同じ条件・同じ数え方かを確認します。
よくある質問
結果を増やすためにAIが条件を外してもよいですか?
事前に変更を認めた条件だけに限定します。対象地域や必須業種を外すと、件数は増えても提案対象から外れることがあります。
会社サイトが未収録なら、サイトを持たない会社ですか?
未収録と不存在は異なります。必要な場合は公式情報を追加確認し、Atlasの検索結果と追加調査の結果を分けて管理します。
タイムアウトした検索は同じ条件ですぐ再実行すればよいですか?
まず結果の状態と利用状況を確認します。取得を伴う処理では重ねて実行すると利用量に影響する可能性があります。件数確認と取得を区別し、繰り返し回数を決めて進めます。
次の作業へ
条件の作り直しが必要なら検索前の条件整理、比較の読み方は抽出前の件数確認を参照してください。対応する条件が分からない場合は、Atlasへ相談するで希望をお知らせください。