架電ツールへ営業リストを渡すときは、取得するデータと、取り込み先が求める列を先に合わせます。AIには「CSVにして」だけでなく、列名、順序、必須項目、空欄の扱いを伝えましょう。取得済みのデータで足りる場合は、そのファイルを加工すれば再取得を避けられます。
RAKUDA Atlasからの取得と、AIによるファイル整形は別の作業です。必要な項目が収録されているかを確認したうえで、取り込み仕様に沿って変換します。
この例の用途と確認できた候補数
勤怠管理サービスを、東京都のソフトウェア・SI企業(従業員20〜300名)の代表窓口へ提案する例です。2026-10-05(日本時間)に、prefecture:東京都、industry_type:ソフトウェア・SI、employees_min:20、employees_max:300、has_phone:true、cap:10000で無料の件数確認を行い、2,506社でした。上限未到達です。
この記事では母数500社以上を目安とし、初回最大300社を取得して、除外・適合確認後に100社を選ぶ計画にしています。これはAtlasの制限や100社の確保保証ではありません。代表電話の収録と、現在つながる番号かは別です。企業行の取得や加工の実行は行っていません。
準備するのはデータと取り込み仕様
架電ツールの入力見本やヘルプで、必要な列と形式を確認します。同じ「電話番号」でも、代表電話でよいのか、特定部署の電話が必要なのかで準備が変わります。
| 確認項目 | 決めておく内容 |
|---|---|
| 列名・順序 | 取り込み先が求める表記に一致させる |
| 必須項目 | 空欄のまま登録できるか、確認用へ分けるか |
| 文字コード・区切り | 取り込み先の仕様に合わせる |
| 法人番号・電話番号 | 文字列として保持し、桁や先頭の0を変えない |
| 重複の単位 | 法人単位、部署単位、電話番号単位のどれか |
通常の企業出力に部署名や部署電話が必ず含まれるわけではありません。列が足りない場合は、対応する出力から取得できるか確認します。代表電話を部署電話の列へ移すだけの加工は避けます。
CSV作成を依頼するプロンプト
ファイルを読んで加工できるAI環境で使う例です。Atlasを利用する場合はMCP接続も必要です。取り込み先の仕様は実物を用意し、AIに推測させません。
勤怠管理サービスをソフトウェア会社へ提案するため、代表電話へ架電するCSVを整えてください。
入力ファイル:[取得済みCSVの名前。なければ「未取得」]
取り込み仕様:[実際の列名・順序・必須項目・文字コードが分かる見本]
対象条件:東京都、industry_type:"ソフトウェア・SI"、従業員20〜300名、has_phone:true
候補母数の目安:500社以上。加工・既存顧客除外・確認後に100社を用意したい。
新規取得が必要な場合の初回上限:300社。企業単位1行で最大300行。追加取得はしない。
必要列:法人番号、社名、所在地、代表電話。部署電話と混同しない。
まず入力列と取り込み列の対応表を作り、不足と変換内容を示してください。
取得済みデータで足りる場合、再取得しないでください。
新規取得が必要なら、無料の条件確認とcount_companiesで上記条件の件数をcap:10000で1回確認してください。
母数と初回取得上限300社と最終目標100社を区別してください。件数不明は0社にせず、上限値は下限として示してください。
500社未満でも代表電話・業種・地域・規模を外さず、不足と対応案を報告して止めてください。
必要列・照合キーを維持できない場合も取得前に止めてください。
取得枠と出力方法を説明し、その内容で取得する指示を受けてから合意した件数だけ出力してください。
加工時は元ファイルを残し、取り込み用CSVと要確認リストを分けてください。
法人番号・電話番号を文字列として保ち、欠損を推測で埋めないでください。
重複は法人単位で判定し、電話の収録だけで有効な架電先と決めないでください。
既存顧客・連絡停止先の台帳が未提供なら照合未実施と明示してください。
入力行数/重複を除いた法人数/出力・要確認・除外の行数と理由を報告してください。
最終100社に足りなければ不足数を示し、勝手に補充取得したり除外を解除したりしないでください。
架電ツールへの登録や発信はしないでください。この依頼文は入力例です。AI環境にファイル生成機能がなければ、加工結果をダウンロードできるとは限りません。使える機能を確認してから進めます。
取得と整形の作業を分ける
1. 必要な列と件数を決める
法人名と代表電話でよいのか、部署ごとの情報が必要なのかを確認します。企業数と部署の行数は同じではありません。100社を対象にする場合でも、複数部署を出力すれば行数が変わるため、上限が何を数えるのかを決めます。
2. 取得方法を選ぶ
Atlasの公開MCPではCSV・Excelの非同期出力を利用できます。公開MCPの非同期出力は1回最大5,000件という制約があり、Web画面の上限とは別です。実行時の仕様と残りの取得枠を確認してください。
件数だけを確認してから出力する方法と、検索結果を表示してから出力する方法では取得量が異なり得ます。プレビューが必要なら、その件数も決めておきます。完了前に同じ出力を作り直さず、まずジョブの状態を確認します。
3. 列を合わせ、確認対象を分ける
入力と取り込み先の列名が異なる場合は、対応表に従って変換します。必須項目がない行は、AIが情報を補う代わりに要確認リストへ分けます。元の値を別に残しておくと、変換ミスがあっても戻せます。
ファイルを受け取った後の確認
先頭の数行だけでなく、空欄、同じ法人の複数部署、電話番号のない行も見ます。除外や確認用に分けた行を含め、入力行数と処理後の行数が説明できることを確認します。
法人番号による既存顧客の除外が必要なら、照合の手順を追加します。ファイルを加工して行を除いても、Atlasで取得済みの件数枠が戻るわけではありません。
よくある質問
CSVを作れば、そのまま架電ツールに登録されますか?
CSVの作成と外部ツールへの登録は別です。自動登録には連携先の機能、権限、項目設定が必要です。まず取り込み仕様に合うファイルを作り、登録前に内容を確認します。
電話番号のハイフンは削除した方がよいですか?
取り込み先の仕様に従います。ハイフンの削除と先頭の0の削除は別です。数字に見えても文字列として扱い、元の表記を残して変換します。
同じ会社が複数行ある場合はすべて消してよいですか?
部署ごとに連絡先を持つリストなら、複数行が必要な場合があります。法人・部署・電話の重複を分ける手順で判定単位を決めてから処理します。
次の作業へ
営業代理店向けの活用例と料金・取得枠を確認できます。取り込み形式や必要なデータについては、Atlasへ相談するから用途をお知らせください。